襖は16面あり、いずれも漆のように光る黒に強烈な赤色が浮かび上がる。寺にはミスマッチにも見えるが、制作を勧めた後藤典生執事(61)は「作品に匂(にお)いがある。匂いは仏教では色彩のコントラストを指し、鮮やかに生きよという意味。寺にふさわしい」…
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