100年カレンダー

21世紀が始まった2001年に「21世紀・100年カレンダー」を製作した日本記念日協会では、このほど1921年(大正10年)から2020年(平成 32年)までの100年間を、縦108センチ、横74センチの1枚の用紙に収めた「戦前・戦中・戦後/100年カレンダー」を作りました。

なぜに1920年代から? この場合の「戦前」とは太平洋戦争前、ということなんだろうな。
 
思うに、親族というか一族の感覚って、いまはどのあたりまでなんだろう。核家族とか解散寸前みたいな(要するに各人がてんでバラバラな)家庭だったら「遠くの親類よりも近くの他人」で、極端なハナシ自分の親のきょうだい(つまり自分から言っておじ・おば)の名前でさえ誰一人知らないっていう方もいるんじゃないか。
こういう家族にあっては、1920年代というのはとんでもなく遠い異世界、つまりは空想上の時代である。
逆に、大家族で、親戚も同じ街に多く交流もよくあって…という家なら、曾祖父あたりまでなら自然にさかのぼれる。この場合だと、たった100年では短かすぎる。せめて150年はないと。というのも、昨年亡くなった祖母は明治生まれなのだ。つまり、このカレンダーに印をつけることができない。つまり、使えない。

2005年(平成17年)は、1945年(昭和20年)に太平洋戦争が終結してから60年という節目の年です。(1945年8月15日は水曜日だったんですね)

そういうことなら、1945年を折り返し点にした前後60年のカレンダー(つまり1886年〜2005年)でもよかったのに、とふと思った。