目には目を
ホロコースト漫画展で対抗 イラン紙
イラン紙ハムシャハリは7日の紙面で、欧州の新聞がイスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載したことに対抗し、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関する漫画のコンテストを実施すると発表した。
同紙は「欧米は、米国とイスラエルの(パレスチナ人などに対する)犯罪やホロコーストのような出来事に言論の自由を認めているのか。宗教の聖なる価値を侮辱することだけが許されるのか。イスラム教徒の深刻な疑問だ」と主張。
コンテストで言論の自由の境界を試すため、世界中の芸術家に「言論の自由」に基づき、ホロコーストなどに関する漫画を送るよう求めた。ロイター通信によると、入賞者12人には賞品としてそれぞれ140ドル(約1万6500円)相当の金貨2枚が贈られる。
イランのアハマディネジャド大統領は昨年「イスラエルは抹消されるべきだ」と発言、ホロコーストを「神話」と呼び、国際社会の非難を浴びた。(共同)(02/07 21:21)
漫画好きとしては、例の諷刺画問題に関心を持たざるを得ないんだが、しかし、当の漫画を見ても何が面白いのかさっぱりわからない程度に背景知識が皆無なので、結局対岸の火事よろしくただ眺めているしかない私であります。
しかしこういう事件は「画の力がもたらしたもの」といっていいんだろうな。いや、どうなんだろう。確かに画力がなければ、ただの落書き程度ならば、誰も相手にしなかったろうし、そもそ新聞に掲載されることもなかったろうし。
表現内容に言及できない無知な人としては、せめて一枚の絵として論じて見たい気もするが…うーん。やはり難しいかな。内容と表現を切り離して考えるのもどうかと思うし。
http://www.lexpress.fr/info/quotidien/actu.asp?id=2381