塵も積もって山と為る

浄土宗の教団職員、7億円使い込み 京都
2006年06月16日14時23分
 浄土宗(総本山・知恩院京都市東山区)は16日、同宗宗務庁の男性職員(50)が教団の資金約7億円を着服した疑いがある、と発表した。この職員は10年前に財務局に配属され、1人で出納係を任されていた。本人は使い込みを認め、「商品先物取引につぎ込んだ」と話しているという。同宗は調査委員会を設け、詳しく調べたうえで、刑事告訴も検討する。
 浄土宗によると、この職員は78年に採用され、96年に財務局に配属された。その翌年から、僧侶になろうとしている人への奨学金や僧侶が加入している共済会のための特別会計から使い込みをするようになった。虚偽の決算書を作り、発覚を免れていたという。今春、職員の異動が決まり、後任に引き継ぎを求めたところ、欠勤するようになり、教団が調べた結果、使途不明金があることがわかった。職員は今月初めから出勤停止処分になっている。
 豊岡鐐尓(りょうじ)総長公室長は「檀信徒(だんしんと)や一般のみなさんに迷惑をかけた。調査結果を待ち、厳正に対応したい」と話している。

へぇえ、知恩院さんでねぇ。
こういうニュースをきくたび、不正を起こしにくいシステムは作れないものかと思うが、よく考えればシステムを人間がつくっている限り、そのシステムを破るのもまた人間というわけで。
まあそれにしても7億円ですよ7億円。10年間先物取引して、いったいどんだけ儲かったのかしらん。つーか、これだけのお金を自分の財布代わりに使って、「カネ」についてなにがしか悟るところはあったんでしょうか…って、ナニひとつなかったんでしょうなあ。所詮は他人の金だもんなあ。


やっぱ、ナニをするにも身銭を切れっちゅう話ですな。うん。