映画というメディア

「魁!!クロマティ高校」映画公開ダメ…クロマティ

 講談社週刊少年マガジンで連載中の「魁(さきがけ)!!クロマティ高校」の実写版映画について、元巨人軍選手のウォーレン・クロマティ氏(51)が29日、「無断で名前を使用された」として、映画制作・配給会社「メディア・スーツ」(東京都渋谷区)に映画の公開禁止を求める仮処分を東京地裁に申請した。

 申立書などによると、漫画は2000年から連載され、「悪の巣くつ」とされる「クロマティ高校」を舞台に、不良少年らが登場する。この漫画に基づく映画「魁!!クロマティ高校 THE☆MOVIE」は、7月下旬から公開される予定。

 代理人弁護士は「クロマティ氏は、青少年の健全育成に取り組んでいるのに、不良少年をテーマにした漫画などに名前が使われ憤りを感じている」と話している。

 メディア・スーツの話「申し立ての内容を把握していないため、現段階ではコメントできない」(2005年6月29日21時25分 読売新聞)

雑誌・テレビはOKで映画というメディアがダメなのか、それともさかのぼって原作も、なのか。そのへんがよくわからないのだが、この記事からだけだとどうも「映画だけ」と言っているようにも読める。だとしたら「カネで解決」という線かな。要するに、分け前よこせと。
話は変わるけど「上海バンスキング」だったっけな、舞台の時の音楽使用料は安かったのに、映画に使うとなるとものすごく高くなって、結局違う選曲をしなければならなくなったっていう話を聞いたことがある。概念として、映画というメディアはあらゆる創作物の中でもかなり上位に位置しているんだろうなと思わせるエピソードだった。で、こういう「映画至上主義」は、まだしばらく…あと十数年くらいは…揺るがない、のかもしれない。