どうにもならないよ

多分、どうにもならないのだろう。ま、今になって始まったことではないが。

警察国家の恐怖だとか名ばかりの民主国家だとかは、とりあえず関係ない。それより以前に、私たちは踊りたがり〜の・ノリたがり〜のの、お調子者の集団だってことだ。祭り大好き、と言い換えてもいいかもしれない。集団暴走、と言ってもいいかもしれない。とにかく付和雷同して大勢にまぎれてわいのわいのと騒ぐのが、ただただ大好きなだけなのだ。ただそれだけで、それ以上の深い考えなど、あまり持っていないのだ。古いギャグだが、赤信号みんなで渡れば怖くない、なのである。
これを「衆愚」などと簡単に片づけてはいけない。私たちは特別に愚かなどとは誰も思っていない。こういう気質をなんとかしなくちゃなどとは思わずに、むしろ「愛すべき性質」と思っている人が大半だからこその国民性だ。
なぁに、わが日の本は島国なんだし、沈没するときは死なばもろともなんだし。同胞を差し置いて一人だけ生き延びたい奴はお好きにどうぞ、そのかわり村八分だかんね。ってトコなんだろうな。たぶん。きっと。