「第三の男」ミュージアム

第三の男」ミュージアム開館(共同通信)
 第二次世界大戦後のウィーンが舞台の映画、「第三の男」に魅せられ、ウィーン市内に自らのコレクションを展示する「第三の男ミュージアム」を昨年9月開館した男性がいる。観光ガイドのゲアハルト・シュトラスグシュワントナーさんは世界各国のポスターやプログラム、書籍、テーマ音楽のレコードなど800点以上を展示、収蔵。故アントン・カラスが使ったチターも近く展示する。(ウィーン共同)
[共同通信社:2006年02月03日 16時15分]

カラスの生涯については、たしかいろいろあったような気がする。以前、暴露本(?)めいたものを読んだことがあったが、あまり気持ちのいい読書ではなかった。その後、遺族だったか近しい人が書いた反論本も出版されたようだったが、そちらの方は買う機会を逃してしまった。図書館にいけばあるんだろうか。
 
ところで話は変わるけど、こういう個人ミュージアムは、税金などの面で優遇されるんだろうか。というのも、今後、オタクの高年齢化とオタク文化の成熟化につれ、コレクションを個人で抱え込むだけじゃなくて一般に公開しようとする向きが出てきてもおかしくないだろうと思うのだ。自宅を改造した個人ミュージアム・ブームってのが来て、その際、地方の小さな自治体だったら町おこしの一端を担うことも期待できる。そうすっと、なにかインセンティヴとか優遇措置付き(土地代安いぜとか)で、全国からそういうマニアを集めるってのもアリかもしれない。
…と考えていて、しかし「個人ミュージアム村」てのは微妙だな(笑)。というか、こういうのって、すでにバブルの頃から実在していたような気がする。で、展示物がそんなに変わるわけじゃないので、リピーターを定着させられないのが弱点で、しょぼーんってなってたような。まあ、よっぽど強力かつボリュームのあるコンテンツがなければ、フツーは一度行ったらそれで充分だもんな。
 
ま、わざわざミュージアムを作らなくとも、ブログ上でマイ・コレクションを毎週一点ずつアップするとか、そういう方が今どきっぽいのかもしれない。