強いチームは汗をかいている

「日本は一番戦っていなかった」上川主審らが辛口評価

 2試合で笛を吹いた上川徹主審(43)と広嶋禎数副審(44)。世界レベルの戦いを直接目にする2人は、日本代表について「(出場チームで)一番、戦っていなかった」と辛口に評価した。
 上川主審は「強いチームは汗をかいている」ときっぱり。日本は、地道にボールを追い掛ける泥臭い部分が欠けていると、映った。広嶋副審は「相手ボールにプレスをかけることをさぼったら、幾ら技術のある選手がいても勝てない」と指摘した。
 技術面では、ボールを奪い取ろうとする場面で、体格で劣る日本はどうしても反則が多くなる。上川主審は「Jリーグの試合でしっかり、反則を指摘していきたい」と改めて強く思ったといい、「そうすることで、選手には反則なしでボールを奪う技術をさらに磨いて欲しい」と話した。
 4年前の日韓大会にも出場した上川主審は今回、世界のサッカーは、プレーのスピード化が進んでいると実感した。「無駄な動きがなくなり、先を考えたプレーをしている。強いチームはトラップひとつでも次に連動している」と上川主審。日本代表が2人の視点から学ぶべき点は数多い。
(2006年7月4日18時8分 読売新聞)

サッカーにはあまり興味がなくテレビもほとんど見ていない私が言うのもナニだが、審判目線の言葉というのは重みが違うような気がする。
強いチームは汗をかいている」いい言葉だと思う。