いたちごっこ、始まる

JASRACYouTubeに削除要請 ACCSも「対策を検討」
JASRACは、YouTube上に公開されている、JASRAC管理楽曲を含む動画の削除要請に乗り出した。ACCSも、会員企業が権利を持つコンテンツについて、YouTubeへの削除要請を検討する。
 日本音楽著作権協会JASRAC)は7月25日、動画共有サイトYouTube」上で、JASRAC管理楽曲を含む動画の削除要請に乗り出したことを明らかにした。コンピュータソフトウェア著作権協会ACCS)も、会員企業が権利を持つコンテンツについて、YouTubeへの削除要請を検討する。

さてどうなりますことやら。いったん傾きかけた流れは、そう簡単に変えることはできないしね。本来は「著作権でビジネスする」こと自体が大きく問い直しされていると見るべきなんだがなあ。
5年後ではそれほど変わりないかもしれない。でも10年後20年後には「20世紀の悪しき慣習」として一蹴されているような気がする。で、その先の問題は、ビッグビジネスの余地がなくなれば文化は滅びるのか? ってことになるのかな。
つーか、経済が文化を支配するようになったのって、せいぜい19世紀ごろから、本格的には20世紀だけじゃないのかな。その意味では、前世紀のとくに後50年は非常に特殊な時代だったとみていいのかもしれない。ようつべに限らないが、この手のネットコンテンツは、これまでアタリマエのように思われていた「金儲け」と「文化活動」の位置関係を、別の方向へシフトさせるいいきっかけになり得るはずだ。