CCレモンホールねぇ

契約期間は5年間で、取得金額は年額8千万円に消費税を加えた計4億2千万円。同社はすでに大手飲料メーカーのサントリーに対し権利を転売済みで、炭酸飲料「C.C.Lemon」の名を冠した施設名は、今後5年間存続させるという。

まあいいんだけどさ。何年かたって契約が終わればまた名前が変わるっていうのが、意外に不便だったりするんだよね。
地図とか、そのへんどうしているのかな。カッコ付きで、たとえば「C.C.レモンホール」(渋谷公会堂)とかいう表記にするのかな。
そういえば、商業施設の案内マップは、たいてい銀行が目印になっている。銀行はランドマークとして、公共性が高いので好まれていたんだろう。名称も含め不変の存在だったから一度原稿をつくってしまえばずっと使用できたという利点もあった。
もちろん今は違う。吸収合併支店の統廃合が頻繁で、銀行なんて危なっかしくてランドマークに使えない。なのに銀行を目印に使う案内図は一向になくならない。かつての銀行不変神話は意外なところで根強かったりするのである。ひどいところでは合併前の旧名のままいっこうに修正されないものだってある。何十年使い続けてるねん、とおもわずつっこみたくなってしまう。
まあ、じゃあ不変のランドマークって他に何があるよ、と言われると、場所によっては難しいんだろうなあ。橋とか交差点とかの地形はそうそう変わらないだろうけどねえ。

渋谷公会堂や野球場など公共の施設のネーミングライツは、ニュースなどで話題になることによる宣伝効果を狙ったものだから、地図帳にはそのまま「渋谷公会堂」でいいと思う。まあ少なくとも、名前が複数あるとわかりにくくなるとは確実に言えると思う。ネーミングライツは面白いビジネスだとは思うけど、そのへんの弊害もあるのでそんなに普及はしないだろうなあ。


第一、少なくとも今後5年間は、ここではコカコーラ提供のコンサートはできないんジャマイカ