メールのコスト

 報告書によると、10月から12月中旬にかけてスパムの件数は15%以上増加。全電子メールに占めるスパムの割合は、10月初旬は56%だったのが、12月までに80%に達した。世界の電子メールの60%近くは北米から発信され、そのうちスパムが占める割合は約45%に上っている。

8割がノイズというのは、システムとして考えた場合おっそろしく効率の悪いシステムでもあるんだけど、それでも圧倒的にメールは便利なのは間違いないんでしょうな。万が一スパム撲滅=ノイズレスになっても、というかさらに効率が良くなっても、今度は人間の方が使いこなせないとかなるわけで、そう考えるとスパムをばらまく行為っていうのはこの「超人間的」システムをなんとか人間的レヴェルに抑えるためにやってんのかも。いや、もちろん無意識のうちにというか結果的にそうなってるってだけですけど、その「無意識」が人間の防御本能つーかなんつーか。