さよならサントリーミュージアム;;

 サントリーホールディングスは21日、大阪市港区の「サントリーミュージアム天保山」を10年12月末で休館すると発表した。「厳しさを増す経営環境の中で、企業成長と社会貢献との適切な調和を図るため」としている。その後の施設の活用方法は、大阪市と協議中という。

 94年11月に開館。絵画や工芸展を開くギャラリーのほか、3D映画が楽しめる「IMAXシアター」やカフェを併設し、サントリーの文化貢献活動に役立てられてきた。開館以来、入場者数は目標としていた年間150万人を毎年下回っており、08年度の入場者数は65万人だった。

先週の記事なんで今さらニュースでもなんでもないけど、いちおうクリップ。


そんなにしょっちゅう行っていたわけでもない(IMAXシアターの方は2回しか行ってないや)けど、好きな美術館のひとつだった。けっこういい展覧会をやっていたと思うし。企画に独特のクセみたいなものがあって、そのへんが「客を選んだ」のかもしれない。
建物のきれいさと企画内容のおもしろさの両方で、関西圏でサントリーミュージアムに替われるような美術館って、すぐには思いつかない。かろうじてがんばってくれそうなのは国立国際美術館かな。滋賀と兵庫の県立近代美もたまにおもしろいのをやるけど、やはり経済的に厳しいのか、最近はあまりぱっとしない印象がある。って、いま挙げたのってみんな公立だな。私立系はますますこじんまりしたところばかりになってしまうな。…あ、でかさだけで言えば MIHO があるか。まぁ、あそこはよほどでなければ行きたいとは思わない。


10月24日からのウイーン世紀末展は行くつもりだけど、2010年のスケジュールはどうなっているのかな。