asahi.com:新訳「星の王子さま」続々 岩波版半世紀、独占権が消滅

出版を決めた4社の本はいずれも題名に「星の王子さま」を使う予定だ。岩波書店と内藤さんの翻訳の著作権の継承者である長男で作家の初穂さん(84)はこれに反発している。原題を直訳すると「小さい王子」。「星の王子さま」は、濯さんのアイデアだからだ。

出版社が「星の王子さま」以外のタイトルをつける気になるのは、とりあえず新訳ラッシュ第一弾が終了した後になるでしょうね。あまりゴネると、原題もしくは原題をそのままカタカナにするだけの方が定着するかもしれなく、そうなると長期的に見て岩波側には不利では。新聞の見出しと同じく、本の題名(しかもこれほどのロングセラー作品だし)はもう公共財として取り扱ってもいいのでは。ただし、

論創社は「あとがき」で、濯さんへの敬意を示す予定だ。

こういう態度は大切だと思う。著作権の根本ってここにあるのではないかな。