オリンピックは永久に不滅、なのか

「五輪は治安が最優先課題」 英テロでIOC会長語る
2005年07月08日10時50分

 国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は8日の総会冒頭で、ロンドンで起きた同時爆発テロに関連して、IOC委員に「五輪の街でこのような悲劇が起きた。五輪にとって、治安が最優先課題である」と話した。その後、犠牲者のために全員で黙祷(もくとう)した。

 続いて現行28競技の見直し議題に入り、五輪実施競技団体で作る夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)のオズワルド会長が投票前に演説して「現行競技は五輪に大きく貢献してきた」と、すべての競技の存続を求めた。

 
万博関連の本をいくつか読んでいたとき、万博というイベントはもはやその役割を終えた、という論調に頻繁に出会った。
それはそうだろうなとも思う。万国博覧会は、きわめて十九世紀的なコンセプトだったんだろう。
では、同じような国際イヴェントとして、オリンピックはどうなのか。
こちらも、その運営方法や環境問題、商業主義との関わりにおいて、常に批判に晒されてるとはいえ、しかし不思議なことに、万博に比べると古くさい感じはあまりしない。IOCのイメージ戦略のたまものなのかもしれないが。
だが、いずれオリンピックにも、その存在自体が不自然に感じられ、運営に無理が生じる時が来るんだろうと思う。ま、あと100年もてばいい方か?
 
 
話がずっこけるが、テロが大規模イヴェントを狙う理由は、世界の注目度が高いから、というのが主な理由なんだろうが、そもそもテロリストたちは<グローバルなイヴェント>が生理的に嫌いだから、ってことはないんだろうか。「宗教が違うのになにニコニコ手ェつないでんだよゴルア」「そういうのをおためごかしっつーんだよコノヤロ」などと、テレビ見ながら悪態ついてるテロリスト…っていないのかな。