昭和がまたひとつ遠くなってゆく―加藤芳郎さん

漫画家、加藤芳郎氏が死去「連想ゲーム」で親しまれる
 「まっぴら君」などで知られる人気漫画家の加藤芳郎(かとう・よしろう)氏が6日午後10時36分、呼吸不全のため、東京都新宿区の病院で死去していたことが16日、分かった。80歳。東京都出身。自宅は非公表。連絡先は東京都新宿区片町3、日本漫画家協会。葬儀・告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、敏江(としえ)さん。

 戦後、東京都職員として勤務しながら漫画を描き、庶民の暮らしをユーモラスに描いた1954年の「オンボロ人生」が人気になった。同年から2002年まで毎日新聞夕刊に「まっぴら君」を連載、1万3600回を超える新聞連載漫画の最長記録を達成した。

 風刺の効いたユーモアとペーソスが持ち味だった。64年に発足した日本漫画家協会の創立時のメンバーで、92年から4年間、会長を務めた。NHKの人気番組「連想ゲーム」に20年以上にわたって出演、軽妙な語り口で親しまれた。86年、紫綬褒章を受章。

 胃がんのため、05年3月から入退院を繰り返していたという。(共同)
(01/16 17:25)

ずいぶん楽しませていただきました。長い間、本当にお疲れさまでした。ごゆっくりおやすみください。
にしても、毎日新聞社は「まっぴら君」完全版を出版すべき。ダイジェスト版でお茶を濁すんじゃねーぞ。