交差点にて

客待ち運転手18人に反則切符 大阪・曽根崎署
2006年06月08日21時31分
 大阪府警曽根崎署は8日、駐停車禁止の交差点周辺で客待ちをしていたタクシーの一斉取り締まりを実施し、運転手18人に反則切符を切った。運転手が乗っているタクシーは駐車監視員による取り締まりの対象外。ドライバーから「不公平だ」という声が寄せられたため、同署が警察官による取り締まりに踏み切った。
 道路交通法は、交差点から5メートル以内を駐停車禁止場所としており、車内に運転できる人がいても車を止めただけで違法になる。同署の一斉取り締まりは8日午前10時半から2時間半、監視員が主に活動する駐車違反取り締まりの重点路線のJR大阪駅北側など交差点計8カ所で実施した。
 同署管内では、計18人の監視員が連日活動している。同署には「一般車はちょっと車を離れただけで違反になるのに、なぜ交差点で止まっているタクシーは取り締まりの対象にならないのか」と苦情があったという。

ちょいと古い記事だが。
交差点で客待ちしてるタクシーが多いのは、交差点で乗る乗客が多いから。
横断歩道渡る→ちょうどタクシーが→乗り込む、というパターン。
交差点にタクシーがない場合、タクシーが待ってるところまで歩くか、やってくるクルマを待つかどちらかだが、多くの客は「待つ」。つまり、歩かない。あるいは、怒る(笑)。
結局、交差点内で乗降する行為は減らない。
もし交差点の駐停車禁止を徹底したいんなら、その場所にクルマを駐めさせる客も処罰対象にせねばならんようになるかもね。歩行者にも道路交通法の教育は必須としても、そこはあまり期待できないだろうし。

まあ、いずれにしろ、歩行者は歩行者の都合でしか街を歩いてないし、ドライバーはドライバーの、ライダーはライダーの視点でしか見ることができないのはしょうがない。そこをなるべく客観的な立場から交通整理するのが警察の仕事だろうが、なにをどうやっても不公平感しか出ないようにもなってんだよね。