あと2年

ウェブログなるものをはじめて3年。いわゆるアルファブロガーだのなんだのというメジャーな動きのことは遠くで眺めつつ、ただ自分が気持ちいいというか納得できるようなやり方で続けてきた。


思うところあって、というほどのことでもないが、まぁこういうものは5年くらいで一区切り、ということでいいんじゃないかと思う。もちろん2年後にどう考えてるかは今はわからないが、少なくともあと2年はがんばって続けようかなと考えている。そのころには「ブログ」自体が下火になってるかもなんだが、そういうことはどうでもいい。
5年をひとくぎりにするとして、さてどうしようか。
現状のままのペースで更新を続けるとして、そのころには記事数は1000を超えていると思う。そのなかから自分で気に入っているものをいくつか選んで一冊の本にでもできれば最高なんだが(もちろん私家版だ)。とはいえ、1000本のうち、再読に絶えうる記事はいくつあるんだろ。5%として50本か。まぁそのあたりかな。

本にしたい、というより、自分の書いてきたものを「証」としてどこかに残しておきたい、という欲望だろう。ブログにしろウェブサイトにしろ、管理人である自分が死んでしまったらネットの世界からは削除されてしまうし、その場所とはちがうところに「バックアップ」を残しておきたい、という気持ちがあるのだろうと思う。別に見も知らぬ他人にアピールしたいとか有名になりたいとかいうのでは全くない。そうではなく、自分のような人間にも親しみを感じてくれた、ほんのわずかながら幾人かの知人や友人たち(もちろん家族にも)に、せめてもの何か残せるものがあればいいなという、そういう欲望、である。


ブログを本にするというと、たとえばココログにも「ココログブックス」というサーヴィスがあるし、はてなにもある。だから「私家版」とか大仰に構えなくとも、本なんてずいぶん手軽に作れるようになったものだ。しかし、私の美意識からすると、ああいうサーヴィスはどうにも制約が多くてやりにくい。本当に自分の好きなように造本しようとすると、どうしてもオリジナルとならざるを得ず、そうするとかかる費用も莫迦にならなくなる。さてどうしたものか。そこまでしてやるほどのことなのかどうか。
自己満足、というなら、そもそもブログを開設していること自体が自分勝手なマスターベーションである。趣味である。あとはその「趣味」に、どれだけカネを掛けられるほどの余裕があるかどうか、そのあたりだろう。


なんにせよ、そういうことを考えるのはもう少し先。まずはあと2年、ウェブログをコンスタントに続けていくことが目標だ。どうかモチベーションが続きますように。気力、体力ともに。