覚悟する、ということ

植木さんは当時から死を覚悟していたのか、同11月には妻、マネジャーに「自分に何かあったら密葬にしてほしい」「延命措置などを行うのもやめてほしい」と遺言を残していた。

延命治療拒否、あるいは安楽死を望む声は、今後ますます高まることと思う。いたずらに生命を延ばすことなく、己の死を己で決められること。「命の尊厳」というのは、こういうことなんじゃないか。