ワシントンDCの夜は更けて

寝られない。時差のせいか。へとへとに疲れているはずなのにすぐに目が覚める。いかんなあ。

実はわたしはかなり出不精で、と書くと信じてもらえないかもだけど、旅行はあまり好きではない。それがなんでひとりでこんなとこまで出かけているのか、自分でもよくわからない。ホームシックとかはないが、日本の方がラクだよな、とは思う。ま、そういう「楽な方に流れやすい」ココロに緊張感を与えるって意味では、頼れる人もない、コトバもロクに通じない、って環境に身を置くのもいいかも。ま、前提として安全第一ではあるんだけど。

海外旅行も何年ぶりだろう、パスポートを調べたら2001年7月にアイルランドに行ったのが最後だった。わたしの場合まったくの初心者でもなし、かといって毎年のように国外脱出する人みたいに旅慣れてるわけでもなし、という中途半端なところがなんともはや。いまだにチップとかよくわかんねーし。
実はアメリカ大陸もはじめて足を踏み入れる(ハワイやグアムなら以前に行ったことあるが)。海外で全行程まったくひとりきり、というのもはじめてだ。さすがに乗り継ぎだとかに不安があったので、デトロイトでの乗り継ぎとワシントンの出迎えだけ案内してくれるフリーツアーに申し込んだ。ワシントンの方はホテルまでの送迎とチェックインをやってくれたが、デトロイトのおばはんは客に乗り換え案内図を渡すだけ。なんじゃそりゃ。デトロイト経由は他のフリープランでも同じなので集合場所には数十人集まったが、ラスベガスやカナダへいく客が多かった。ふーん。一組ニューアークへ行くという人がいたけど、何があるんだろう。


それにしても食事がおっくうだ。たぶん最後まで悩みの種かもしれない。もともと(旅先でなくても)メシにはこだわらない方だ(マナーとかもよくわかんねえし)。誰かと一緒ではない、ひとり旅っていうのはこういうときとことん手抜きができる。早い話、気分が乗らなきゃ食べずにすますことができるのだ。
ホテル周辺を散歩していたら、すぐ近所にスーパーが。これはラッキーかも。到着初日の夜は食欲がまったくなく、レストランに行く気がしない。スーパーでお総菜みつくろって、ついでに明日の朝食も買っておくかと覗いてみたけど、パンとかめちゃくちゃデカイの。ひとりで喰いきれるかってのバカヤロー。しかも帰ってから気がついたんだけど、部屋には冷蔵庫がなかった。がっくり。なので朝に食べるつもりだったヨーグルトを風呂上がりに開けてしまう。ブルーベリーがやたらに甘ったるい。次はプレーンのにしよう。


パソコンを持ってきているのでブログの更新をする。書いているうちに寝てしまいそうになる。宿泊客には高速ネット回線が使い放題らしい。といってあとで膨大な請求来たらどうしよう(笑)。念のためLANケーブル持ってきておいてよかった。




久しぶりの飛行機なので勝手が違うこともある。燃油サーチャージなんかもそのひとつだが、ペットボトルや液体物の機内持ち込みがキビシク制限されているのも鬱陶しい。とはいえ、関空デトロイト便でも堂々と持って入ってる人が何人もいたぞ。入国審査後の免税店で買ったヤツなら簡単に持って入れるのだ。てっきり搭乗直前にもっと細かいセキュリティチェックがあるもんだと思ってた。GWの混雑でそれどころじゃないのかな。
ライターも同じくで、実はワタクシひとつもちこんでいるんだけど、それも預け入れ荷物じゃないんだけど、関空でもデトロイトでもどちらもひっかからなかった。とくにデトロイトではゲートを通過する際に靴まで脱がされる念の入れようだったんだけど、大丈夫でした。いいのかそれで。

ライターといえば、ワシントンでもレストランなど公共の建物内での完全禁煙が実施されている。いま泊まっているホテルの部屋ももちろん禁煙だ。タバコやライターを持っていても吸う場所がないじゃん、とか思っていたら、屋外は全然OKなのね。路上喫煙フリーぽい。なんやねん、それ。よくよくみたら道ばたは吸い殻でいっぱいだった。そこらへんがアバウトなのがアメリカなのか。うーむ。


話があちこちに飛ぶが、悪評さくさくのノースウェストに乗るのも初めてなのでびくびくもんだったけど、メシもサーヴィスも標準的じゃないの? よく知らんけど。フツーに良かったぞ。それとも「ノースワースト」という渾名はネタだったのか。