ロンドン五輪ロゴ騒動(その3)

カッコイイはずが…ロンドン五輪のロゴ不評 英国内で議論沸騰

 2012年ロンドン夏季五輪組織委員会が4日発表した大会のロゴに、英国内で批判の声が高まっている。落書き芸術風の斬新さと、ピンクや黄色などの派手な配色に拒否感を示す市民が多く、インターネット上では取り消しを求める嘆願書への署名が6日までの2日間で44000人以上に達した。
 ロゴは数字の「2012」をパズルの破片のような形で表現。あえて開催国や都市を連想させるデザインを避け、「若者に訴える効果を狙った」(セバスチャン・コー組織委会長)という。
 しかし、一般公募をせず、デザインを担当したコンサルティング会社に40万ポンド(約9600万円)が支払われたことから議論が沸騰。英メディアは「悪趣味」「金の無駄だ」などの厳しい意見を紹介している。(共同)

ロゴだけ見せて大会コンセプトっつーか基本方針つーか、「ウチらはこういう五輪をやりたんだお」みたいな、コトバでの説明はまだ出てないの? 「若者に訴える」のがソレなんだろか。


この手のロゴデザインは、CI的に大会コンセプトを最も端的にあらわしているはずで、ロゴに批判が集中ということはおおもとの大会運営方針じたいに大ブーイングと考えていいと思うんだけど、どうなんだろ。
ま、これ以上の突っ込んだ記事は直接英国のメディアに当たれってことかな。この件に関しては日本語メディアにそこまでの記事を要求するのは無茶でしょかね。

もうひとつ、この時期のCIデザインはしょせん観測気球だったりしないか。(→たとえば愛・地球博の開催までの経緯とか)