つーかみんなゲリラでいーじゃん

↓の続きというか。
でもまあ、そうやって合併を繰り返して肥大化しても、それでも潰れるときは潰れるだろう。たとえ話だが、数頭の巨大恐竜のうちの一頭がどすーんと倒れるのと、数万匹の蟻ん子の中の何割かが死ぬのと、どっちが「周囲への影響力」は少ないんだろうか。


どうもよくわからない。


ていうか、「数頭の巨大恐竜」になるのはやばいんじゃないかと、どうしても思ってしまいがちになるわけで。小回り、きかなさそうだし。前進はいいとして後退はヘタそうだし。
それよりも、人海戦術っつーか無数の蟻と化して、細かな砂の間とか石ころの下まで潜り込める機動力とか柔軟性を持っていた方が、あとには続きやすいんじゃないかと。
マイナーレーベルがこれだけ台頭してるのは結局そういうことだろうし、インターネットがこれだけ一般化した今、情報と情報をつなぐ「ハブ」はアリでも「センター」すなわち情報コントロールを一手にまかせる一極集中サーバーみたいな考え方は、あんまイケてないんじゃないかと。


音楽業界というかレコード会社が合併しようとしているのって、下にも書いたが氷河期で収穫が少なくなった季節を乗り切るための生活の知恵っぽいと思うんだけど、しかしそれは氷河期=ダメダメ、という世界観を持っている限り、黙って耐える以外に打破しようとする気概は見られない。そうじゃなくて、氷河期だからこそ動こうぜ、外に出ようぜ、ゲリラ戦で行こうぜ、というのが21世紀的というか「レコ産2.0」なんじゃなかろーかと。


イチアーティストいちレーベルで、盤なんてみんな自家版でいいよもう。販売はネット使えば安上がりじゃん。だいいち、ネット配信すれば盤も創らなくて済むんだし。盤が欲しい人にだけ、オンデマンドで焼けばいいじゃん。購入ボタンをいますぐクリック!全員にすばらしいアートワークのレコジャケをプレゼント、ってすればいいじゃん。
そうやって、レコード会社ってのをさっさと解体してしまって、音楽を解放させた方が、音楽が短命で終わらずに済むじゃないかな。レコード会社という組織が何十人も重たくぶらさがってる状況は、息をするのもしんどいてなくらい音楽が窒息寸前なんだろうと思う。
ま、売れ筋音楽には興味ないのでどっちでもいいんだけれども。ていうか書いててだんだん眠くなってきたのでこのへんd