『邪魔だなんてとんでもない』だなんてとんでもない

岩田さんはかねがね、「ゲーム人口を増やさなければゲーム業界の未来はない」と言い続けており、その考えを「ニンテンドーDS」や「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などで体現していますが、本日の発表ではさらに、既存のゲーム業界人にはかなりキツい、過激な発言が出ています。面白いので、発言を以下に列記します。

 「単なるハードの進歩をいくら続けても、ゲーム離れを食い留めることはできない」
 「ゲームやゲーム機のことだけを考えて生きている人は、世の中にそれほど多くはない。ほとんどの人はゲームのことはあまり考えていない
 「任天堂次世代ゲーム機を作っているわけではなく、次世代ゲーム機戦争をしているわけではない」
 「処理性能至上主義からのパラダイムシフトはすでに携帯型ゲーム機で起きている」
 「ゲーム機の会社の社長としては不適当な発言かもしれないが、薄く小さく邪魔にならないゲーム機を作りたいと思った。普通の人、とくに家庭のお母さんにとって、ゲーム機は邪魔なもの。『邪魔だなんてとんでもない』と言うのはゲーム業界の人だけ」
 「どんどんリアルだけを目指すという一方向の道だけでなく、ソフトの価値を高める方法があるのではないか」
 「ゲーム機は最初は赤字で当たり前、というのは妙な考え。そういう考え方をお持ちの方もいるが、任天堂はそういう発想とは逆」

んなもの、なんでも同じでしょ。映画のことだけとか、好きなアイドルのことだけを毎日毎晩考え続けてる人なんていない。そんな一途な奴がいたら怖い。アブない。人格が破綻してる。

新しい娯楽ジャンルや新しい製品は、そういう、大多数のあまり関心がない層に無理矢理割り込んでいくしかない。


つまり、押し売り商法。


なだめたりすかしたりおだてたりおどしたり、ありとあらゆる手を使ってモノを買わせようとする。持ってなければ人間者ねー、と思わせてしまう寸前まで追い込んだりもする。
実際は、邪魔なモノはどんなに薄く小さくなろうが邪魔でしかないし、不要と思えば大半のモノが不要。そこいらへんを気づかせないようにしながらショーバイしていくのが腕の見せ所、なんでしょ?