捲土重来

この春から、森見登美彦原作のテレビアニメ『有頂天家族』の続編がはじまる。つい先日、下鴨神社にて関連イベントがあったそうだが、平日なのでわたしは当然行けてない。なんでも同作品が京都市の「京都特別親善大使」第1号に選定されたということで、そのイベントには京都市長まで出張ったというからたいそうなものだ。
イベントには参加できなかったがアニメ化を記念してクリアファイルを販売していると聞いて、さっき下鴨神社まで行ってきた。初詣にも行っているから、今年すでに2度目だ。お正月は人でいっぱいで身動きがとれなかったが、今度はのんびりと参拝できた。
お目当てのクリアファイル(500円)の他に、金閣銀閣の招き猫(3500円)も売っていたのでえーいとばかりに両方購入。気が大きくなったついでに資料館(三箇所で500円)も見て回り、さらについでだからというわけで近所の三井家別邸を見学(410円)。時折はげしく降る雪の中、お昼はアニメ1期にもちょっと出てきた枡形商店街奥のお蕎麦屋さんまで足を伸ばして胡麻だれざるそばをいただく。帰りにふたばでお餅を買って、これじゃなんだかすっかり観光客である。まあいいけど。
同じ森見原作アニメとしては、同時期に公開される予定の映画『夜は短し歩けよ乙女』(湯浅政明監督作品)も楽しみだ。湯浅監督のテレビアニメ『四畳半神話大系』も面白い作品だったので、同じスタッフが再集結するというだけでいやがおうにも期待が高まる。この勢いで他の森見作品も映像化されたらいいな。たとえば『聖なる怠け者の冒険』なども京都を縦横無尽に駆け巡る話だし、見応えがありそうだ。

さてこの招き猫、どこに飾ろうか。