Amazonには本当に欲しい物は注文しないほうがいいのです

ああ、これ、経験あるなあ。アマゾンではなく別のサイトだが、金だけ取られて結局モノが届かなかったこともある。というか、途中で誰かに抜き取られたくさい。追跡調査ができずに、結局泣き寝入り、だったが。
そういう痛い目にあったことには関係なく、アマゾンはじめおよそ通販と名の付く買い物をとんとしなくなった。アイリッシュ系輸入CDの最大手・タムボリンでさえ、前回届いたカタログの封すら切っていない。
レンタルビデオが面倒臭がりには向いていないのと同じように、通販というのはたぶん短気には向いていないのかもしれない。
 
欲しいモノは店頭で手にとって買う。街になければあきらめる。自然、視野というか世界が狭まっていく感じもするのだが、無節操に世界を広げてもしょうがあんめえ、というある種「悟り」みたいなものさえ持っていれば、たぶん無問題。
そういえば、以前はいったん買い始めたコミックスは最後まで買わなきゃ気が済まなかった。途中で面白くなくなっても、なんとか我慢して最後まで買った。今は、そんなのどうでもよくなっている。気に入らんのはどんどん売り飛ばす。
 
なんとか自分の「持ち物」をうんとスリムにできないか。目下の関心はそこにある。新しいのが買いたい欲求より、手持ちを減らしていきたい欲求の方が高いのだから、仕方がない。がらんと何もない部屋に、ぎりぎりこれだけはどうしても残しておきたい本が数冊、CDが十枚もあればいいや。
枯れてきたっつーたら変なのかもしれないが、ま、そうやってちょっとずつ、自分の生に整理をつけたくなってきたということなんだろうな。何歳まで生きられるか知らないが、死ぬときに何一つ持っていなかったら最高なんだが、さすがにそうはいかないだろうなあ。