やはりそういう流れになりますかぁ

カーリング 視聴率は“銀”
 トリノ五輪で強豪カナダを破るなど大活躍したカーリング女子日本代表が、各界から注目を浴びている。視聴率は13%を超え、TBSの人気番組「関口宏東京フレンドパーク2」では番組のゲームにカーリングを取り入れることを検討。メンバーをモデルにした映画も公開され、CM界でも「けなげさがお茶の間の心を打った」と貴重なキャラクターに興味津々だ。
 日本勢の不振が続く中、列島を大興奮させたカーリング女子代表。土壇場で大逆転したイタリア戦(20日、NHK総合、後11時)の視聴率は13・2%を記録し、同時間帯ではフジテレビ「あいのり」の16・6%に次ぐ“銀メダル”。惜しくも最終スイス戦に敗れ準決勝進出は逃したものの、その人気ぶりから “ゴールデン進出”を果たしそうだ。
 興味を持っているのがTBS「関口宏東京フレンドパーク2」(月曜後6・55)。有名人がさまざまなアトラクションに挑む人気バラエティーで、そのゲームにカーリングを採用できないか検討を始めた。選手たちの頑張りに番組担当者は「競技自体も脚光を浴びた。あのドキドキ感は番組に応用できる。数年後にはカーリングをモチーフにしたアトラクションが誕生しているかもしれない」と本気だ。
 真剣なまなざしが画面アップで映し出され、30〜40代の選手が主流の海外の強豪に、若く初々しい道産子たちが懸命に挑む姿はお茶の間にさわやかな風を送った。愛らしい表情の本橋麻里(19)をNHKのアナウンサーは「マリリン」と呼び、先輩格の小野寺歩(27)林弓枝(27)両選手らをモデルにした映画「シムソンズ」も封切られた。選手のテレビ出演としてはフジテレビの「ジャンクSPORTS」(日曜午後7・58)などが検討を開始している。
 広告代理店関係者は「お年寄りから子供まで誰もが楽しめるというのがポイント」と、お茶の間向きであることを強調。選手たちについても「あのけなげさにお茶の間は心を打たれた。純朴な瞳でじっと見つめる、あの表情はサントリー・トリスウイスキーの名作“雨と犬”をほうふつさせる」。81年にカンヌ国際広告映画祭金賞を受賞した歴史的CMを挙げての大絶賛。「勝ち組、負け組」のせちがらい世の中で、彼女たちはお茶の間のヒロインになった。[ 2006年02月22日付 紙面記事 ]

大衆化っつーか一般化するっていうのは、そりゃまあこういうことなんだろうけど。
つーか、スポーツ新聞なんだったら、肝心の「今後の試合」についても触れろと。たとえば来年、地元青森で世界選手権があるんでしょ?そういうことは報道しないまま、なんで選手を勝手にタレント扱いし、競技をアトラクション化してしまうのかなぁ。そんなんだから「マスコミ、広告代理店はスポーツを食い物にしている」と批判されてしまうんでしょうに、いつまでたっても懲りないなあ。